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BPOとBPRの違いとは?5つの比較軸でわかる自社に合った使い分けと進め方を解説 

2026.05.19

BPOとBPRの違いとは?5つの比較軸でわかる自社に合った使い分けと進め方を解説 

BPOとは、業務の企画から実行までを外部の専門事業者に委託する経営手法のことです。

一方のBPRとは、業務プロセスを抜本的に見直し、組織や業務フローを再構築する業務改革手法を指します。

略語が似ているため混同されやすいですが、両者は「目的」と「手段」の関係にあり、組み合わせ方を間違えると効果が出にくくなるので注意が必要です。

本記事では、BPOとBPRの違いを目的・対象範囲・実施期間・コスト・成果の出方の5つの観点で整理しながら、それぞれが向いているケースと注意点、さらに両者の使い分けや併用の考え方、進め方の5ステップについて分かりやすく解説します。

業務改革を検討している経営層や、業務効率化の担当者の方はぜひ参考にしてください。

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BPOとは?業務を外部委託する経営手法

BPOとは、Business Process Outsourcing(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)の略で、業務の企画・設計・運用・改善までを一括して外部の専門事業者に委託する経営手法のことです。

単に作業を切り出して依頼する一般的なアウトソーシングと異なり、業務プロセス全体の運営責任を委託先に任せる点が特徴と言えます。

BPOの対象となりやすいのは、経理・人事・総務・コールセンター・情報システム運用といった、企業の競争優位に直結しない「ノンコア業務」です。

これらを、専門性とスケールメリットを兼ね備えた外部事業者に任せることで、自社の人的リソースを商品開発や顧客接点といった「コア業務」に集中させることが可能です。

BPOの目的は、コスト削減と品質向上の両立にあります。

外部事業者は同種の業務を多数の企業から請け負っているため、最新のITツールや業務ノウハウを蓄積しており、自社で同じ品質を維持するよりも結果的に低コストかつ高品質で運用できるケースが少なくありません。


BPRとは?業務プロセスを抜本的に見直す業務改革

BPRとは、Business Process Re-engineering(ビジネス・プロセス・リエンジニアリング)の略で、企業の業務プロセスや組織構造、システム、フローなどをゼロベースで見直し、抜本的に再設計する改革手法のことです。

1990年代に米国のマイケル・ハマー博士らが提唱した概念で、現在では日本企業のDXや働き方改革の文脈でも改めて注目を集めています。

BPRの特徴は、既存の業務を前提に部分的な最適化を行う「業務改善」と異なり、業務そのものの存在意義から問い直す点です。

たとえば「この承認フローはそもそも必要か」「この帳票はなぜ存在するのか」といった根本的な問いを立て、不要な業務を廃止したり、複数の業務を統合したり、責任分担そのものを再定義したりします。

BPRが目的とするのは、コスト削減や業務効率化にとどまらず、顧客満足度の向上、意思決定スピードの加速、従業員の創造的業務へのシフトといった経営インパクトです。

そのため、現場部門だけでなく経営層が主導し、全社横断で推進されることが一般的です。

BPOとBPRの違いを5つの観点で比較

BPOとBPRは、いずれも業務に関する経営課題を解決する手法ですが、アプローチも対象範囲もまったく異なります。

「BPOかBPRか」を二者択一で選ぶよりも、両者の違いを正しく理解したうえで自社の状況に合わせて使い分けることが重要です。

ここでは、BPOとBPRの違いを目的・対象範囲・実施期間・コスト構造・成果の出方の5つの観点で順に比較します。

  1. 目的の違い:業務「改革」と業務「委託」

  2. 対象範囲の違い:全社プロセスと個別業務

  3. 実施期間の違い:数か月〜と1年以上

  4. コスト構造の違い:継続費用型と初期投資型

  5. 成果の出方の違い:即時効率化と構造変化

(1)目的の違い:業務「改革」と業務「委託」

BPOとBPRの最も本質的な違いは、その目的にあります。

BPOが目指すのは、自社で抱えている業務を外部に委託することによる「リソース最適化」です。

業務そのものを変える必要はなく、誰がやるかを変えるアプローチと言えます。

一方のBPRが目指すのは、業務そのものを抜本的に作り直すこと、すなわち「業務改革」です。

プロセスのムダを削り、責任分担を再設計し、場合によっては組織構造まで変更することで、企業全体の生産性や顧客価値を引き上げます。

つまり、BPOは「業務の担い手を変える」手段、BPRは「業務の中身を変える」手段です。

両者は対立するものではなく、目的(業務改革)と手段(業務委託)の関係になることもあれば、独立して実施されることもあります。

(2)対象範囲の違い:全社プロセスと個別業務

対象とする範囲にも大きな違いがあります。

BPOは、経理・人事・総務・コールセンターなど、特定の部門業務や定型業務を対象にすることが多くなります。

業務単位で切り出して委託できるため、対象範囲を段階的に広げていくアプローチも可能です。

これに対しBPRは、複数部門にまたがる業務プロセス全体や、全社的な意思決定の仕組みなど、広く深い範囲を対象とするのが一般的です。 

たとえば「受注から請求までの一連のプロセス」「人事評価から給与計算までの仕組み全体」といった単位で再設計を行います。

そのため、BPOは部門責任者の意思決定で開始できるケースが多いのに対し、BPRは経営層が主導するトップダウンの取り組みになりやすい、という違いも生まれます。

(3)実施期間の違い:数か月〜と1年以上

実施に要する期間も大きく異なります。

BPOは、委託範囲を限定すれば数か月で立ち上げが可能です。

委託先の事業者は既に標準化された業務オペレーションを保有しているため、初期の業務移管期間さえ乗り越えれば比較的短期間で運用に移行できます。

一方のBPRは、現状業務の調査、課題の特定、新業務の設計、システム改修、現場展開、定着までを含めると、通常1年から数年単位の長期プロジェクトになります。

組織のあり方そのものを変えるため、関係者の合意形成や段階的なロールアウトに相応の時間が必要です。

スピード重視で改善効果を出したい場合はBPO、時間がかかっても根本から作り直したい場合はBPRと、期待する成果のタイムフレームによっても選択が変わります。

(4)コスト構造の違い:継続費用型と初期投資型

コストの発生の仕方にも違いがあります。

BPOは、委託料という継続費用型のコストが発生するのが特徴です。

月額または年額で外部事業者に支払う形が一般的で、初期投資は比較的小さく抑えられますが、契約を続ける限りコストは発生し続けます。

これに対しBPRは、コンサルティング費用、システム改修費、研修費、移行期間中の生産性ロスなど、初期投資型のコストが大きくなる傾向があります。

プロジェクト期間中の支出が集中する一方、改革が定着すれば運用コストはむしろ下がる構造です。

短期的なキャッシュアウトを抑えたい場合はBPO、中長期で固定費を下げたい場合はBPRが向く、という見方もできます。

(5)成果の出方の違い:即時効率化と構造変化

最後に、成果の出方にも違いがあります。

BPOは、立ち上げ後すぐに「自社の人手が空く」「専門ノウハウで品質が安定する」といった即時的な成果を実感しやすい手法です。

属人化していた業務を外部に切り出すことで、社内の負荷もすぐに軽くなります。

これに対しBPRがもたらす成果は、業務プロセスや組織構造そのものの変化です。

意思決定が速くなる、部門間の壁が低くなる、戦略実行力が上がるといった、企業のケイパビリティを底上げする成果が中心になります。

ただし、成果が見えるまでには時間を要する点に留意が必要です。

このように、BPOは短期の効率化、BPRは中長期の構造変化と、得られる成果の性質も異なります。

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BPOが向いているケースと注意点

BPOは比較的取り組みやすい手法ですが、誤った業務を委託するとコストばかりかかって成果が出ない結果にもなります。

ここでは、BPOが向いている企業の特徴と、メリット・注意すべきデメリットを整理します。

  1. BPOが向いている企業の特徴

  2. BPOのメリット

  3. BPOのデメリット・注意点

(1)BPOが向いている企業の特徴

BPOが向いているのは、ノンコア業務に多くのリソースを取られていて、本来注力すべきコア業務が手薄になっている企業です。

経理・人事・総務・コールセンター・情報システム運用といった専門性は必要だが競争優位の源泉ではない業務に多くの工数を割いている場合、BPOで外部に切り出す価値は大きくなります。

また、特定業務の担当者が少数に限られていて、退職や休職時に業務が止まるリスクがある企業にも適していると言えるでしょう。

属人化リスクを外部の専門事業者に肩代わりしてもらえるため、事業継続性の観点でもメリットがあります。

ただし、自社のコアコンピタンスに直結する業務、機密性が極めて高い業務、ノウハウを社内に蓄積したい業務をBPOに出すと、長期的には競争力低下を招くおそれがあるため注意が必要です。

(2)BPOのメリット

BPOのメリットは、委託先の専門性とスケールメリットを活用できる点です。

BPO事業者は同種業務を複数のクライアントに対して大規模に提供しているため、最新のITツールやベストプラクティスを蓄積しています。

自社単独で同じ品質を維持しようとするよりも、低コストで高品質な運用が実現しやすくなります。

また、自社のリソースをコア業務に集中させられる点も重要なメリットです。

経営者や管理職が、ノンコア業務のオペレーションマネジメントから解放され、戦略立案や顧客対応に時間を使えるようになります。

さらに、業務量の増減に応じて委託範囲を柔軟に調整できるため、固定費を変動費化できる点や、業務の属人化リスクを外部にオフロードできる点もBPO特有のメリットです。


(3)BPOのデメリット・注意点

一方で、BPOには注意すべき点もあります。

第一に、委託先に業務を任せきりにすると、自社内に業務ノウハウが残らず、ブラックボックス化するリスクがあります。

何年も任せ続けた結果、内製に戻したくても戻せなくなるという状況は珍しくありません。

第二に、情報セキュリティと個人情報保護の観点です。

BPOでは社内データを外部事業者に共有することになるため、契約内容と運用体制の確認が欠かせません。

第三に、コミュニケーションコストが意外と発生する点です。

委託先と自社のあいだで、業務範囲・例外処理・改善提案のやりとりが発生し続けるため、自社側の窓口担当者の負荷は思ったほど下がらないケースもあります。

これらを踏まえ、BPOを始める前に「委託する業務の範囲」と「自社で残すべき機能」を明確に切り分けることが成功の鍵になります。


BPRが向いているケースと注意点

BPRは大きな効果が期待できる一方、リソースもリスクも大きい手法です。

やみくもに導入するのではなく、自社が本当にBPRを必要としている状態かを見極めることが重要です。

ここでは、BPRが向いている企業の特徴と、得られるメリット・注意すべきデメリットを整理します。

  1. BPRが向いている企業の特徴

  2. BPRのメリット

  3. BPRのデメリット・注意点

(1)BPRが向いている企業の特徴

BPRが向いているのは、業務の構造そのものに課題を抱えている企業です。

具体的には、複数部門にまたがる重複業務が多い、意思決定に時間がかかりすぎる、業務フローが現状の事業戦略と合わなくなっている、システムが部門ごとに分断されてデータが連携できないといった状態が該当します。

また、合併や事業再編、DX推進、海外拠点の立ち上げなど、組織のあり方を見直すタイミングもBPRの適用機会です。

経営層がコミットでき、全社横断で議論できる体制があることも前提条件になります。

逆に、現場の運用上の小さな不便を解消したいだけであれば、業務改善やツール導入で対応するほうが現実的です。

(2)BPRのメリット

BPRのメリットは、業務プロセスや組織構造を根本から再設計することで、部分最適では届かない大きな成果を狙える点です。

重複業務や承認段階のムダを削減することで、業務スピードと意思決定スピードが大きく向上します。

また、業務全体を可視化する過程で、属人化していた業務やブラックボックス化していた業務を表に出すことができ、組織としての知識資産化が進みます。

さらに、従業員にとっても本来注力すべき業務に集中できる環境が整い、エンゲージメントや顧客満足度の向上にもつながるでしょう。

中長期で見れば、運用コストの削減と競争力強化を同時に実現できる点が、BPR最大の魅力と言えます。

(3)BPRのデメリット・注意点

一方で、BPRには相応のデメリットもあります。

まず、プロジェクトの規模が大きいため、初期投資と推進工数が大きくなる点です。

コンサルティング費用やシステム改修費だけでなく、現場メンバーの工数も多く割かれます。

また、業務の進め方や役割が大きく変わるため、現場の従業員から不安や反発が生じやすくなります。

特に長年同じやり方で働いてきたベテラン社員にとって、BPRは心理的負担の大きい変化です。

さらに、設計通りに新しい業務が定着しないというリスクも存在します。

新業務フローを描いても、現場での運用ルールやマニュアルが整わなければ、結局元のやり方に戻ってしまうケースは少なくありません。

BPRを成功させるには、設計と同じくらい「定着支援」を重視する必要があります。


BPOとBPRの使い分け・併用の考え方

BPOとBPRは、二者択一ではなく組み合わせて使うことで、より大きな効果を生み出すことができます。

ここでは、両者を使い分け・併用する代表的な3つの考え方について解説します。

  1. BPRからBPOへ段階的に進めるパターン

  2. BPOからBPRへ広げるパターン

  3. RPA・SaaSとの組み合わせ

(1)BPRからBPOへ段階的に進めるパターン

最も多いのが、BPRで業務全体を整理してからBPOで一部を委託する流れです。

BPRで業務プロセスを可視化し、コア業務とノンコア業務を切り分け、業務フローを標準化します。

そのうえで、ノンコア業務のうち外部委託に適した部分をBPOに切り出すことで、改革効果の最大化が可能になります。

この順序で進めると、BPO先に渡す業務が標準化されているため、委託の立ち上げがスムーズになり、委託後の品質も安定しやすくなるでしょう。

「整える→任せる」という王道のパターンです。

(2)BPOからBPRへ広げるパターン

逆に、まずBPOで一部業務を外に出し、社内のリソースに余力を作ってからBPRに着手するパターンもあります。

属人化や人手不足で疲弊している現場では、まず負荷を下げないと改革を進める体力がないからです。

緊急性の高いノンコア業務をBPOで切り出して、生まれた余力で全社の業務改革プロジェクトに取り組むという順番は、人員に限りがある企業にとって現実的なアプローチです。

(3)RPA・SaaSとの組み合わせ

近年は、BPRやBPOにRPAや業務系SaaSを組み合わせるパターンも一般的になっています。

BPRで再設計した業務フローのうち、定型的なものはRPAやSaaSで自動化し、専門性が必要な部分だけをBPOに任せる、という分担です。

「人がやるべき業務」「ツールに任せる業務」「外部に任せる業務」を明確に切り分けることで、コストと品質のバランスが取りやすくなります。

BPR・BPOの議論をする際には、自動化ツールやSaaSの選択肢もあわせて検討するのが効果的です。

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BPO・BPRを成功させる進め方5ステップ

BPO・BPRは目的もアプローチも異なりますが、成功させるための進め方には共通のセオリーが存在します。

ここでは、両者に共通する実施プロセスを5ステップで解説します。

社内で改革プロジェクトを立ち上げる際の基本フローとしてご活用ください。

  1. 現状業務を可視化する

  2. 課題と改革・委託の対象範囲を特定する

  3. 目的とKPIを設定する

  4. 実行計画を立てて推進する

  5. 効果を測定し、定着・改善サイクルを回す

(1)現状業務を可視化する

最初のステップは、現状業務を可視化することです。

誰がどの業務を、どのような手順で、どれくらいの時間をかけて行っているかを洗い出します。

業務フロー図、業務一覧表、所要時間の実績などを使い、現場の実態を見える形にしていくことが重要です。

このステップを飛ばすと、改革の対象も委託の範囲も曖昧になり、プロジェクトが空回りします。

一方で、可視化のためだけに何か月もかけるのも本末転倒です。

最初は粗くてよいので、全体像を素早くつかむことを優先しましょう。

可視化の結果を社内で共有することで、関係者の課題認識もそろっていきます。

(2)課題と改革・委託の対象範囲を特定する

次に、可視化した業務のなかから、改革または委託の対象とする範囲を特定するフェーズです。

重複している業務、ボトルネックになっている業務、属人化している業務、自社で行うメリットが薄い業務など、複数の観点で候補を洗い出していきます。

そのうえで、「業務の中身を作り直すべきか(BPR)」「担い手を変えるべきか(BPO)」を判断します。

コア業務はBPRで再設計、ノンコア業務はBPOで委託、というのが基本方針ですが、業務単位で柔軟に判断するのが現実的です。

(3)目的とKPIを設定する

対象範囲が決まったら、プロジェクトの目的とKPIを設定します。

「コストを年間〇%削減する」「処理時間を半減する」「ミス発生率を〇%以下にする」など、定量的な目標を設定することで、プロジェクトのゴールが明確になります。

このステップでは、経営層・現場・BPO事業者(採用する場合)の3者で目的を擦り合わせることが重要です。

立場ごとに重視する指標が異なるため、最初に合意しておかないと、後工程で評価軸がずれて衝突が生まれます。

(4)実行計画を立てて推進する

目的とKPIが固まったら、具体的な実行計画を立てて推進します。

実行体制、スケジュール、必要なシステム改修、移行期間中のリスク対策、関係者への周知方法などを計画に落とし込んでいくステップです。

BPRの場合は、業務フローの再設計、業務マニュアルの作成、現場への研修と移行支援が中心になります。

BPOの場合は、委託先の選定、業務移管期間中の二重運用、引き継ぎマニュアルの整備が中心です。

いずれも、計画通りに進めるためのプロジェクト管理体制と、現場担当者を巻き込む仕組みが欠かせません。

(5)効果を測定し、定着・改善サイクルを回す

最後のステップは、効果測定と継続的な改善です。

設定したKPIに対して実績を測定し、想定通りの成果が出ているかを確認します。

想定と異なる結果になっている場合は、業務フローの修正、委託範囲の調整、教育の追加などを通じて改善していく必要があります。

特にBPRの場合は、新しい業務フローが現場に「定着」しないと改革効果が継続しません。

改革直後の数か月は、運用状況のモニタリングと現場フォローを重点的に行うことが成功の鍵になります。

BPOの場合も、委託先との定例ミーティングを通じて改善提案を出し合うことで、品質とコストのバランスをチューニングし続けることが重要です。

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BPO・BPRを進める前にやるべき「業務の見える化」にはmfloow

業務改善プラットフォーム「mfloow」

BPOとBPRのどちらを選ぶにしても、進め方の「ステップ1:現状業務の可視化」を丁寧に行えるかどうかが、プロジェクトの成否を大きく左右します。

業務の見える化と運用基盤づくりには、業務改善プラットフォーム mfloow(エムフロー)が役立ちます。

mfloowは、業務フロー整理からマニュアル化、運用(進捗管理・タスク管理)、分析を一気通貫で完結できるツールです。

業務フローを可視化して担当者と期限を自動で割り当て、進捗や遅延をリアルタイムに把握することができます。

また、外部SaaSやAIと連携することで業務を自動化し、二重入力や抜け漏れをゼロにします。

繰り返し発生する定期業務は、指定した時期に合わせて自動でタスクが生成され、担当者や期日を自動設定することも可能です。

さらに、ダッシュボードで負荷を可視化することでボトルネックを特定し、業務効率化や業務改善につなげられます。

BPRの初期フェーズで現状業務を見える化する基盤としてはもちろん、BPOで委託する業務を切り出す前段階の標準化や、委託後の進捗モニタリングにも活用いただけます。



よくある質問(FAQ)

Q1. BPOとBPR、どちらから始めるのが良いですか?

A.一概には言えませんが、業務の構造そのものに大きな課題がある場合はBPRから、特定業務の負荷が高くまずは現場の余力を作りたい場合はBPOからがおすすめです。

多くの企業では、BPRで業務全体を整理した後にノンコア業務をBPOに切り出すという流れが取られています。

一方で、人手不足が深刻な現場では、先にBPOで負荷を下げてから全社のBPRに着手するパターンも有効です。

自社の現状と緊急度に合わせて判断しましょう。

Q2. BPOやBPRにはどのくらいの期間と費用がかかりますか?

A.BPRは規模にもよりますが、現状調査から定着までを含めると通常1年から数年単位の取り組みになり、コンサルティング費用やシステム改修費を含めて数千万円以上になることも珍しくありません。

BPOは委託範囲を限定すれば数か月で立ち上げ可能で、月額または年額の委託料が中心になります。

実施前に複数社から見積もりを取り、自社の予算規模と期待効果のバランスを見極めることが重要です。

Q3. 中小企業でもBPO・BPRは実施できますか?

A.はい、中小企業でも実施可能です。

むしろ、人手や専門人材が限られる中小企業ほど、ノンコア業務をBPOに任せて経営者や中核人材をコア業務に集中させる効果は大きくなります。

たとえば、一人社長や中小企業が初めてBPOを導入する場合、株式会社Colorsが運営するオンラインアシスタントサービス「タスカル」のようなサービスの活用が有効です。

タスカルは月間10時間~、1時間あたり税込2,750円〜というリーズナブルな価格帯で利用でき、月内で使いきらなかった稼働時間を翌月へ繰越できる柔軟性が特徴です。

対応範囲も広く、事務作業から人事・総務、経理、Web制作やSNS運用業務まで網羅しています。

依頼時には専任ディレクターが窓口となり、実業務は専門スキルを持ったアシスタントがチームで対応するため、管理の手間もかかりません。

BPRについても、全社一斉ではなく部門単位や業務単位で小さく始めることで、中小企業に合った規模で取り組めます。

Q4. BPRとRPAは何が違いますか?

A.BPRは業務プロセスや組織構造を根本から再設計する「業務改革」、RPAはパソコン上の定型作業をソフトウェアロボットに代替させる「自動化ツール」です。

両者は対立するものではなく、BPRで再設計した業務のうち、定型的な部分をRPAで自動化するという組み合わせが効果的です。

BPRなしでRPAを導入すると、ムダな業務まで自動化してしまい、本来の改善効果が得られないリスクがあります。

Q5. 業務の可視化はBPO・BPRのどちらでも必要ですか?

はい、業務の可視化はBPRでもBPOでも最初に必要なステップです。

BPRでは再設計の対象を特定するため、BPOでは委託する業務の範囲とSLAを明確にするため、いずれも現状業務を見える形に整える必要があります。

可視化が不十分なまま進めると、再設計でも委託でも認識のズレが発生し、後工程でやり直しコストが膨らみます。

プロジェクト開始前に、業務フロー・担当者・所要時間を整理しておきましょう。

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まとめ

本記事では、BPOとBPRの違いや使い分け、進め方について解説しました。要点を改めて整理します。

BPOとは、業務を外部の専門事業者に委託する経営手法です。

BPRとは、業務プロセスや組織構造をゼロベースで見直す業務改革手法です。

両者の違いは、目的(委託と改革)、対象範囲(個別業務と全社プロセス)、実施期間(数か月〜と1年以上)、コスト構造(継続費用型と初期投資型)、成果の出方(即時効率化と構造変化)の5つの観点で整理できます。

自社にどちらが合うかは、業務の構造課題が大きいかノンコア業務の負荷が高いか、改革に使える時間と予算がどの程度あるか、によって変わるでしょう。

多くの企業では、BPRで業務を整理してからBPOで一部を委託する段階的アプローチや、BPOで余力を作ってからBPRに着手するアプローチを取っています。

RPAや業務系SaaSとの組み合わせも、現代の業務改革では欠かせない視点です。

そして、BPOもBPRも進め方の出発点は「現状業務の可視化」です。ここを丁寧に行えるかが、プロジェクト全体の成否を決めます。

業務改善プラットフォーム mfloow を活用することで、業務の見える化、マニュアル化、進捗管理、分析までを一気通貫で行えます。

BPO・BPRの検討前段階や、改革プロジェクトの推進基盤としてぜひご活用ください。

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この記事を書いたライター

mfloowブログ編集部

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